風景画をよくご覧いただきますと、どれも違っていることがわかります。
似ている水辺の風景だったりするのですが、みなそれぞれ違うのです。手描きで丁寧に描かれております。
コールポート社は、丘と水辺の風景を得意としており、こちらも、丘に小さく羊が戯れていたり、湖に船が優雅に浮かんでいたりします。
こんな風景画を眺めながらのお茶の時間、なんて優雅なのでしょう。

こちらは、ヴィクトリア時代初期、１８４０年頃のお品となります。
少しくすんだようなピンク色も、アンティークの雰囲気を醸し出しています。
金彩もふんだんに使われており、縁のガドルーン加工の上に金彩の模様がつけられて、装飾も美しいお品です。

もともとは、ティーカップ、コーヒーカップとソーサーのトリオ（昔のトリオ）のディナーセットでしたが、
こちらは、そのように昔のトリオとしても飾っていただけますが、ソーサーが１０枚ございますので、
１つのカップに１枚のソーサーがつけられます。
または、ティーカップ＆ソーサーに、ソーサーをケーキ皿としてもお使いになれます。
この時代のソーサーには、カップのすべりとめのくぼみがありませんので、ケーキ皿としても十分お使いになれます。

このくらい古い時代のティーポットはどこかが欠けてしまったりしているものですが、修復の痕もなく、
オリジナルの状態で美しく残っている貴重なお品です。

カップ＆ソーサーも、すべて金彩がほぼ残っている状態で、奇跡のようなセットです。

ふた付きの砂糖入れのふたに１箇所、欠けた部分を直した跡がございます。ふたを開けて、裏返しますとわかりますが、ふたをしている状態では全くわからない部分となります。

ティーポットスタンドだけは、なぜか、何度も使って絵柄が磨り減った跡が見られます。
ティーポットも含め、とても美しく使用をあまりしなかったのではないか、と思われるほどきれいな状態ですので、
逆に、スタンドだけが擦れているのは不思議な感じです。
普通、この時代のものは、カップ＆ソーサーなども、このくらい擦れているものをよく見かけるものです。

これだけきれいな状態で残っているセットは本当に貴重です。
ティーカップ＆ソーサー５客　コーヒーカップ＆ソーサー５客　サンドイッチプレート２枚
ティーポット＆ポットスタンド　蓋つきシュガー入れ、ミルクジャグ、スロップボール

ブログで、詳細の写真もご覧になることができます。http://drawerhome-uk.com/陶磁器カップ＆ソーサー/post-297/


大きさ：ティーカップ口径１０cm　高さ５cm　コーヒーカップ口径８cm　高さ６．２cm
ソーサー１４cm　ミルクジャグ口径７．５cm　ジャグ全体の幅約１５．５cm　ジャグの高さ約８cm
砂糖入れ口径１０cm　全体の幅１９cm　高さ約１３．５cm　スロップボール口径１７cm　高さ８cm
ティーポット口径９cm　幅２５cm　高さ約１４cm　ティーポットスタンド幅１９cm