ヴィクトリア時代、１８７６年、シェフィールド・フェントンブラザーズのビスケットウォーマーになります。
スタンドの部分は枝のような形に作られており、当時、万博の後、日本の工芸品などが出回り、ジャポニズム、そして、その流れで自然のものをモチーフに使ったデザインが流行りました。こちらのスタンドが枝のようにかたどられているのはまさにそれにあたります。
ビスケットウォーマー本体には植物のシダが細かく美しく描かれています。

ヴィクトリア時代、機械化があらゆる分野で進んで行く中で、このような開け閉めが出来るメカニカルな作りの品物もたくさん作られました。
ビスケットウォーマーはその中でもかなり複雑な作りの品です。
最近になってアフタヌーンティーなどの流行で新たに同じ形のビスケットウォーマーが作られていますが、古いものは、中蓋を開けた時にストンと下に落ちるように出来ています。こちらのお品もストンと落ちるタイプのウォーマーです。

大きさ：全体１９cmx１２cm（奥行き）高さ約２２cm　広げた時の幅２８．５cm
状態・・・⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎　とてもきれいな状態のお品です。開け閉めもスムーズに出来、きちんと閉まります。