とても珍しい1790年代に作られたカーフレイのティーキャディになります。小さな蓋がちょこんとついている縦長の樽のような形をしております。金彩とコバルト色のみで描かれたお花と縁取りに美しいリピートパターンが描かれています。

サロピアン”S”マークが底に付いています。サロピアンというのは、”サロップの場所より”　という意味で、サロップとは、現在の英国のウェストミッドランドの州・シュロップシャーのことを指す言葉になります。
カーフレイ窯は、ウースター窯出身のトマス・ターナーが１７７５年から始めた窯です。ウースターに似たフルーテットのボディに、コバルト色の縁取りに金彩の紋様が付けられたお品です。

サイズ：口径４.２cm 高さ１１.５cm　　
状態　☆☆☆☆☆ この時代のお品としてはとても状態の良いお品です。欠け、ヒビ、貫入はございません。作られた時にできたコバルト色が飛び散った跡がみられます。