こちらはミントン製にも見えますが、バックスタンプにミントンの刻印がないのでメーカー不明とさせていただきました。ミントンを真似てミントン風に作っていたメーカーがこの時代沢山あり、ミントンです！と100％言い切るのは難しいと判断したからです。

以前ドロワーで扱った事のあるMason Holt & Coの商品ともよく似ています。このメーカーは、スタッフォードシャーにてヴィクトリア時代中期に創立した陶磁器メーカーで、そこで１８７５年〜１８８４年の間に作られたものとも似ています。ひょっとしたらここのメーカーのものかもしれません。こちらで作られたものだとしたら珍しいお品となります。

印刷された小さなお花の模様の上に手描きでエナメル彩が施されております。花芯の赤い小さな点を触るとエナメル彩を感じる事ができます。

縁のピンクのボーダー、色とりどりの花、とても可愛らしいです。カップの中の底にも花束が描かれています。


在庫が６客ございます。３種類の状態別に分かれておりますので詳しくは下記をご参照ください。

PATT1510

サイズ
カップ　口径　７．５cm　ハンドル含む幅　９．５cm　高さ６．５cm　
ソーサー　１３．５cm
プレート　１５．５cm

状態　
トリオA　４客　☆☆☆☆☆
カップ　ピンクのボーダーにわずかな薄れがあるものがあります。
ソーサー　縁の金彩に小さな薄れがあるものがあります。
プレート　縁の金彩の薄れ、表面に微小のスクラッチマークがあるものがあります。また裏面に釉薬の塊がいくつかあります。小さな凹みがありますが釉薬の下ですので当初からあったものと思われます。
似たような状態ですので状態の良い順にお出しします。

トリオB　１客　☆☆☆☆
カップ　部分貫入（ハンドル、底、高台）があります。高台に小さなかけがございます。
ソーサー　部分貫入が入っています。
プレート　縁の金彩のすれ、小さなスクラッチマーク、裏面に釉薬の塊がございます。

トリオC　1客　☆☆☆
カップ　全体に細かな貫入が入っています。底がやや黄色っぽく見えます。
ソーサー　細かな部分貫入が入っています。縁に５ミリ程のラインがあります。
プレート　小さなスクラッチマーク、プレート中央付近にうっすらとグレーのラインがあります。裏面には釉薬の塊があります。

微小のダメージが沢山書かれていますが、全体的にはこの時代のものとしては状態の良い方だと思います。