１９００年初期のシルバープレートのティーアーンになります。
アダムスタイルと呼ばれる、新古典主義のスタイルがよく表れているお品です。
ガドルーンの打ち出し細工と、お花をモチーフにしたエングレイビングの施された蓋と上部の部分、そして、４本の足は、フリントコラムを模しています。
足の先の部分は、動物の足のような形になっており、装飾が細部に施されています。
エレガントな曲線を描いたハンドルはアダムデザインの特徴的な形です。
蓋のトップのノブの部分は、どんぐりの形をしており、タップのハンドルは、黒いエボニー（黒檀）が貝の形に彫られていて、どちらも１８世紀に人気のあったモチーフになります。

新古典主義・アダムスタイルのリバイバルがビクトリア時代の後期から、エドウォーディアン時代までに流行った時代、１８８０年から１９２０年代のお品になります。

こちらのお品は、状態がとてもよく、タップもしっかりと締まり、おそらく、使われた回数はとても少ないのではないかと思われます。

こちらのお品は、マークがなく、シルバーメーカーは不明なお品です。


大きさ：口径８cm　高さ３６cm　容量２．２リットル
状態・・・⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎　中もとてもきれいで、シルバーもきれいな輝いている、本当に美しい状態のお品です。蛇口の部分もしっかりしており、問題なくご使用いただけます。エボニーの蛇口のハンドルの部分の見えない裏側の部分に欠けた跡がございますが、ほとんど気がつくことのない部分です。