ヴィクトリア時代後期・１８９０年代に作られた、ロイヤルウースターの宝石のようなキャビネットカップ＆ソーサーになります。
流れるような曲線のソーサーと、カップの縁取りには、透かし細工が施され、贅を尽くした本当に美しいカップ＆ソーサーです。
以前に同じ形のピンク色のカップ＆ソーサーを扱ったことがございます。
ヴィクトリア時代の貴婦人が自慢のカップで紅茶を飲んでいる姿が目に浮かびます。なんと優雅な光景でしょう。

ロイヤルウースター特有の繊細な、卵の殻のような素地、落ち着いた金彩色は、どこかオリエンタルな雰囲気も醸し出しています。
カップのハンドル、金彩で描かれたマーガレットの葉のディテール、マーガレットの花の花弁一つ一つ・・・どこを取っても丁寧に時間をかけて作られたことが手にとってわかります。
このようなティーカップ＆ソーサーは、残念ながら、英国でも簡単には手に入ることがとても難しくなりました。

大きさ：カップ口径８．３cm　高さ６．５cm　ソーサー約１４．５cm
状態・・・⭐⭐⭐⭐⭐　欠け、ヒビ、貫入はございません。金彩のうすれが多少見られますが、ほとんどはげもないとても状態のよいお品です。