１８３０年代のサミュエルオールコックの大きめのティーポットになります。
この時代のティーポットの状態の良いものに出会うのはかなり難しいです。こちらは本当にきれいな状態のお品で、おそらくあまり使われずにキャビネットの中で大切に保管されていたのではないかと思われるお品です。
サミュエルオールコックというメーカーは戦後まで日本でも英国でも知られていなかったメーカーで、以前はロッキンガム製、またはコールポート製などと呼ばれて出回っておりました。今では、英国でも認知度が上がってきておりますが、未だにロッキンガムのような、という形でアンティーク店で見かけることもございます。ロココリバイバルの曲線が美しいお品で、金彩のモチーフもさまざまな模様が使われていて興味深いお品です。
ハンドルもとても凝っており、天使の羽が２枚重なったような美しい形をしております。ポットのボディには可愛らしいお花のガーランドも描かれています。ポットの口の部分はレイズドになっていて、葉の縁のような自然な曲線を描いており、そそぎ口にもアカンサスの葉のモールドがついた本当に美しいティーポットです。

大きさ：口径８cm　高さ１７．５cm　幅２８cm　ボディの幅１６cm
状態・・・⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎　とてもきれいな状態のお品です。貫入も絵柄のすれもございません。