こちらのお品は、３客のロイヤルウースターのセットになりますが、１客は１９０６年に作られた古いお品、後の２客はそれから２５年ほど経った１９３１年に作られたお品となります。ロイヤルウースターのバックスタンプ はスタンプについている小さな点の数などにより、作られた年代がはっきりとわかるようになっている特徴があります。人気のあった”ロイヤルリリー”のパターンが近代になってリバイバルとして作られたということになります。
マークの違いと、そして、素地もよくみますと古い方のパターンの方がくっきりときれいに見えていたり、年代による品物の違いを見ることが出来ることから、”スタディセット”と名付けました。陶磁器の勉強をするのにもとても参考になるお品です。
もちろん、３客同じ柄のお品ですので、お茶の時間にお使いになることも出来ます。
こちらはコーヒーカップとなりますが、小さめのコーヒーカップにスープを入れて前菜にしてみたり、デザートを入れてお出ししたり、コーヒーカップも様々なアイデアでお使いになれると思います。

こちらのお品は、オリジナルはさらに１００年前の１７８８年に、ジョージ３世によってブレックファーストサービスとして注文されたお品となります。当時、この青いロイヤルリリーは、植物を愛してやまなかった妻のクイーンシャーロットに捧げる、という意味で作られたお品ということです。

シンプルな青と白の百合の紋様は長くベストセラーとして作り続けられていたのですね。

大きさ：カップ口径５cm　高さ５．４cm　ソーサー１０cm
状態・・・☆☆☆☆　欠け、ヒビは３客ともございません。１９３１年のカップの裏側に少しだけ貫入がみられます。