ヴィクトリア時代のパピエマシェの２つのコンパートメントのついたティーキャディです。蓋の上の部分と本体にはバラをメインにしたお花模様が描かれております。黒い色のお品は、この時代特有のもので、アルバート公がなくなった１８６１年以降、ヴィクトリア女王は長い間黒い服を身につけ続け、その間にたくさんの黒い色のレースやアクセサリーが流行りました。こちらのティーキャディもその中の一つのものと思われます。

パピエマシェのお品は、ヴィクトリア時代後期にたくさん作られました。美しい細工が施された箱はまるで宝箱のようです。

中は、２つの蓋のついたコンパートメントで仕切られており、２種類のお茶が入れられるようになっています。

蓋の絵柄の金彩に薄れが見られますが、これもアンティークの味わいとして掲載いたしました。
小さな鍵は新たに作って頂きお使いいただくことが出来ます。

サイズ：　
たて１０cm　よこ１６.５cm　高さ　１１.５cm

状態　☆☆☆☆ 蓋の鳥と思われる絵柄が薄くなって見えなくなっています。また蓋の右上と左下部分の角が欠けています。また本体の下方の右手前方の角にもかけがございます。内側の蓋表面のコーティングにヒビがございます。コンパートメント内側に貼られている張り紙が剥がれている箇所がございます。